蛮勇とはこのことを体験。
杉坂峠の向こうは下り。しばらく行けば乗れるだろうと想像。行けども行けども雪道。
方向感覚は失わなかった。幸い気候も安定していた。
集落が見えホッとしたのは束の間「杉」は廃村。がっかり!
雪庇を踏まないように進む。谷川に迫る雪は50~60cmは残っている。
東屋と共に「OFFROAD WORLD 保月」の看板が確認できた。構造物を見るとホッとする。
更に進むと地蔵堂に立派な三本杉。ご褒美をいただいた心地がした(15:40)。
引き返すならここらが最後のチャンスだったはず。この祠を守している人がいるんだろうと想像し前進。鍋尻山登山口を過ぎたところに家屋を見た。でも残念!廃村二箇所目だった(16:17)。「町立脇ケ畑小学校跡」の石柱が寂しげに建つ保月。廃寺が痛々しい。あたり一面雪に覆われ何処が道路かしばし立ち尽くす。生活者はいない。当然ラッセルはされていない。
ここに至っては今まで2度走ったことのある権現谷を目指すしかないと方針決定。
17:00 日は落ちる。
林道には雪崩が立ちはだかる。ようやく権現谷に出たものの雪崩の箇所はこれでもかこれでもかと待ち受けている。愛車というお荷物を引っ提げ雪のかたまりを登ったり下りたり。足を取られ転倒も2度3度ならず。前進あるのみ。うす暗い中でかすかに見える道ぶちの3本杉。ちょっとは楽しんでみようとカメラを取り出す(19:12)。
小雪が舞っている。積もる気配は感じない。ペットボトルは空。雪を頬張る。(後で聞いたところ体温を奪われるから禁じ手とのこと。)
妻に連絡しようにも圏外。maps.meが強い味方。圏外でも位置確認の機能を十分果たしてくれ、あとどれ位かと一服を兼ねたびたびチェック。河内の集落に着き(21:15)ようやくアンテナが立ち案じているだろう家族に連絡できホッとした。
なんとか今日中には帰れる見通しを得た。漕ぎはするものの気温は1℃を表示。寒さが身に染みる。ライトは電池が切れたが月夜に助けられ何とか走行。コンビニで懐中電灯をGETし、熱々のカップ麺は胃袋に飛び込んだ。彦根で輪行バックに収納し終えたら間もなく22:09の最終列車が入線。収納中に話しかけてきた人とゆっくりしゃべっていたら流れは変わっていたかも。やれやれほっ!
更に進むと地蔵堂に立派な三本杉。ご褒美をいただいた心地がした(15:40)。
引き返すならここらが最後のチャンスだったはず。この祠を守している人がいるんだろうと想像し前進。鍋尻山登山口を過ぎたところに家屋を見た。でも残念!廃村二箇所目だった(16:17)。「町立脇ケ畑小学校跡」の石柱が寂しげに建つ保月。廃寺が痛々しい。あたり一面雪に覆われ何処が道路かしばし立ち尽くす。生活者はいない。当然ラッセルはされていない。
ここに至っては今まで2度走ったことのある権現谷を目指すしかないと方針決定。
17:00 日は落ちる。
林道には雪崩が立ちはだかる。ようやく権現谷に出たものの雪崩の箇所はこれでもかこれでもかと待ち受けている。愛車というお荷物を引っ提げ雪のかたまりを登ったり下りたり。足を取られ転倒も2度3度ならず。前進あるのみ。うす暗い中でかすかに見える道ぶちの3本杉。ちょっとは楽しんでみようとカメラを取り出す(19:12)。
小雪が舞っている。積もる気配は感じない。ペットボトルは空。雪を頬張る。(後で聞いたところ体温を奪われるから禁じ手とのこと。)
妻に連絡しようにも圏外。maps.meが強い味方。圏外でも位置確認の機能を十分果たしてくれ、あとどれ位かと一服を兼ねたびたびチェック。河内の集落に着き(21:15)ようやくアンテナが立ち案じているだろう家族に連絡できホッとした。
なんとか今日中には帰れる見通しを得た。漕ぎはするものの気温は1℃を表示。寒さが身に染みる。ライトは電池が切れたが月夜に助けられ何とか走行。コンビニで懐中電灯をGETし、熱々のカップ麺は胃袋に飛び込んだ。彦根で輪行バックに収納し終えたら間もなく22:09の最終列車が入線。収納中に話しかけてきた人とゆっくりしゃべっていたら流れは変わっていたかも。やれやれほっ!
「島津の退き口」のコースに当たると知ったのは余得。
関ヶ原から多賀までの凡そ50㎞に含まれるコースを季節がよくなればサイクリングするつもりになっている。
関ヶ原から多賀までの凡そ50㎞に含まれるコースを季節がよくなればサイクリングするつもりになっている。
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=16y8jYw9LJ4E34Ok8m_p7qWdYOEI&hl=en_US&ll=35.320748222186275%2C136.47725975000003&z=12
☆☆☆☆☆☆☆☆
思い返すに、パンクしなかったのもラッキー。足の指が軽い凍傷になった程度で済んで本当に良かった!それにしても随分「運」を使い果たした。雪道を行くときは最初の目的が果たせたならばそれより先には進んではならない。どういう状況が待っているかわからない。その事の備えなければ危険極わまりないということをこの歳になり気づいた今回のサイクリング。
SOCの出番でもありました。
「分かる」と言うことは大きな支えとなりました。
焦らず時間を掛ければ「何とかなりそう」との思いを支える体力・気力・過去の経験。
消防の世話にはなりたくない、家族には心配かけたくない。脱出には「意味がある」、やるぞ!でした。
「なんとかなりそう」を支える体力には、自覚している体力と、保有している体力との差に気付きにくい落し穴があるようです。過信は取り返しのつかないことになりかねません。
☆☆☆☆☆☆☆☆
鍋尻山を鉢巻のように通ったコースはHNさんがバイクで走られたのと同じだった。
http://www.geocities.jp/peteru10/tabi/taga/taga.html
地蔵堂の杉は薩摩藩から贈られた薩摩杉で樹齢400年ほど。
http://www.hitozato-kyoboku.com/houzuki-jizousugi.html
廃村「保月」の集落に顔をのぞかせていた、(多賀)町立脇ケ畑小学校跡の石柱。廃校の経緯がよくわかる。地蔵堂の大杉を薩摩杉というのも理解できる。
http://biwako.blue/2012/05/23/%E9%9B%86%E8%90%BD%E5%B4%A9%E5%A3%8A%EF%BC%81%EF%BC%9F%E6%9D%91%E3%81%94%E3%81%A8%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%9F%E6%9D%91/
関ヶ原踏破隊と保月
http://tamanihitokoto.blog87.fc2.com/blog-entry-227.html
島津越え(岐阜側情報)
http://d.hatena.ne.jp/Greenweekends/20150920/p1
https://hikosako.exblog.jp/5284064/
https://kamiishizutara.blogspot.jp/2015/08/56.html
「オフロードワールド保月」を過ぎて、地蔵堂、鍋尻山登山口、保月の集落跡に至る。
山中廃徊記に「オフロードワールド保月」のことが触れられているが、他のページも面白そう。
https://blogs.yahoo.co.jp/sola_mame55/63894970.html
鍋尻山
http://kida.shiga-saku.net/e1288728.html
0 件のコメント:
コメントを投稿